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【政治】

小泉元首相、小沢塾で講演 かつての政敵 脱原発で共闘

自由党の小沢一郎共同代表(右)が主宰する政治塾で講演する小泉純一郎元首相=都内で

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 小泉純一郎元首相が十五日、東京都内で開かれた小沢一郎・自由党共同代表主宰の政治塾で講演した。政敵として相まみえてきた二人が恩讐(おんしゅう)を超え、持論の脱原発で共闘を組んだ形。異例の急接近には、脱原発政策の実現を目指す小泉氏と、九月の自民党総裁選で連続三選を期す安倍晋三首相(党総裁)をけん制したい小沢氏のそれぞれの思惑がありそうだ。

 「原発は直ちにゼロにしなければならない」。小泉氏が講演で持論を展開すると、傍らの小沢氏は聞き入った。

 小泉氏が首相在任中の二〇〇一〜〇六年に、小沢氏は野党第一党の民主党代表などを務め、長年にわたり相対してきた。自民党では「二人が共演する日が来るとは予想しなかった」(ベテラン議員)と驚きの声が上がる。

 講演で小泉氏は政界の在り方に関し「敵味方はしょっちゅう入れ替わる。小沢さんとは敵になったり、味方になったりだが、わだかまりはない。だから来た」と熱弁を振るうと、小沢氏が相好を崩す場面もあった。

 終了後、二人は並んで記者団の取材に応じた。小泉氏は「安倍首相が原発ゼロにかじを切れば、与野党一緒に実現できる。チャンスを逃しているのは惜しい」と強調。小沢氏は「首相を経験した小泉氏が脱原発を話すのは大変心強い」と持ち上げ、安倍首相を意識し、野党として来夏の参院選で原発ゼロを最大の政策目標に位置付けたい考えを表明した。

 この後、二人は都内のホテルで会食。小沢氏によると、小泉氏は「参院選は野党が候補を一本化し、原発ゼロで戦えば絶対勝つ」と進言したという。

 

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