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【政治】

生活保護世帯にエアコン代 厚労省、熱中症対策

 厚生労働省は二十六日までに、生活保護世帯での熱中症予防のため、要件を満たせばエアコン購入費用(上限五万円)の支給を認めることを決めた。同費用の支給は初めて。既に今月一日から運用を始めているという。猛暑が続いていることから、二十六日に生活困窮者の支援団体などが厚労省を訪れ「当事者らに知られておらず、命と健康が危険だ」として周知を徹底し、支給対象を拡大するよう求めた。

 四月以降に生活保護の受給を始めた世帯のうち自宅にエアコンがなく、高齢者や障害者、子ども、体調の優れない人がいる場合が対象。購入費用と設置費用の一部を支給する。生活保護世帯が熱中症になるケースも多いため、厚労省は六月二十七日に自治体に通知した。

 厚労省を訪問した支援団体や生活保護受給者は、通知内容の周知が不十分だと批判。以前から生活保護を受けている世帯も対象に加えるよう求めたが、厚労省は拒否した。同省は取材に「必要な生活用品は生活保護費の中で賄うのが原則」と述べた。

 「生活保護問題対策全国会議」事務局長の小久保哲郎弁護士は記者会見し「通知内容は現場の自治体担当者にも知られていない」と指摘。体調が悪くて働けないという東京都の五十代男性は「金銭的にやりくりする余裕はない」と述べ、支給対象を四月以前からの受給世帯に広げるよう訴えた。

 

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