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【政治】

参院竹下派が石破氏で調整 衆院側は首相優位

 自民党総裁選を巡り、党内第三派閥の竹下派(五十五人)の参院側(二十一人)は、立候補を準備する石破茂元幹事長を支持する方向で調整に入った。複数の同派幹部が二十八日、明らかにした。衆院側では安倍晋三首相(党総裁)の連続三選支持が多数を占め、衆参で分裂した対応となる可能性が出てきた。派閥を率いる竹下亘会長(党総務会長)は派内協議を進め、八月九日までに最終判断する構えだ。

 総裁選は「九月七日告示−同二十日投開票」の見通し。参院竹下派が支持に回れば、石破氏は国会議員票(四百五票)で四十人超の票を固める。細田派、麻生派、岸田派、二階派(計二百四十五人)が後押しする首相の優位は変わらない。国会議員票と党員、党友の地方票(四百五票)の合計を争う。

 参院竹下派の動きの背景には、首相が総裁選で圧勝して官邸主導の「安倍一強」体制が強まれば、来年夏の参院選で自民党候補が苦戦するとの懸念がある。ある幹部は「首相の一強では駄目だ。新しい総裁候補を育てないといけない」と述べた。

 別の幹部によると、政界引退後も影響力を持つ青木幹雄元官房長官が二十七日に参院竹下派を率いる吉田博美会長代行(党参院幹事長)に対し「石破氏を推せ」と指示した。青木氏は二〇一六年参院選で長男の一彦氏が全面支援を受けたのを機に石破氏と接近している。

 竹下氏は八月二日に竹下派の衆院側と、同七日に参院側と総裁選対応を協議し、同九日に長野市で派閥全体会合を開催する予定だ。参院側に竹下氏の意向を尊重すべきだとの意見も根強い。

 参院竹下派は青木氏の下で伝統的に一致結束した行動を取っている。今年四月に派閥会長が額賀福志郎元財務相から竹下氏に交代した際も派閥脱退をちらつかせ額賀氏に退任を迫った。

 

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