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【政治】

政権不祥事「民主主義 根幹揺るがす」 衆院議長、異例の所感

記者会見する大島理森衆院議長=31日、国会で

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 大島理森衆院議長は三十一日、国会内で記者会見し、相次ぐ政権不祥事が問題となった通常国会を振り返り、安倍政権に注文を付ける異例の所感を公表した。森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざんや自衛隊日報隠蔽(いんぺい)などを挙げ「民主主義の根幹を揺るがす問題だ。立法府の判断を誤らせる恐れがある」として、反省と改善を促した。菅義偉(すがよしひで)官房長官に所感を渡し、再発防止のための制度構築を求めたと明らかにした。

 厚生労働省の労働時間調査での不適切データ問題に言及し、加計学園問題や前財務次官のセクハラ問題を念頭に「国民に大いなる不信感を引き起こした。個々の関係者の一過性の問題として済ませずに、深刻に受け止めていただきたい」と強調した。

 行政を監視する立場にある立法府の責任にも触れ「国民の負託に応える行政監視活動をしてきたか検証の余地がある」と回顧。今後の国会の在り方として「憲法や関係法で与えられた、国会としての正当かつ強力な調査権の一層の活用を心掛けるべきだ」と、与野党に議会制度協議会や議院運営委員会の場で議論するよう求めた。

 具体的には四十人以上の議員が要請すれば、議長を通じて衆院調査局に調査を求めることができる「予備的調査」の活用を例示。必要であれば関係法改正も視野に入れるべきだと表明した。所感は与野党各党派にも送付した。

 

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