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【政治】

日朝外相が接触 河野氏、日本の立場主張

 【シンガポール=大杉はるか】河野太郎外相は三日夜(日本時間同)、シンガポールでの東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)夕食会の前後に、北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相と個別に接触した。終了後、河野氏が記者団に明らかにした。日朝外相間の接触は、昨年八月のARF夕食会以来約一年ぶりで、今年六月の米朝首脳会談後で初めて。ARFは四日午後に開かれ、李氏も出席予定。

 河野氏は記者団に「日本の基本的な立場を申し上げた。さまざまなやりとりをした」と語った。日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイル問題の包括的解決を求めたとみられる。李氏は宿泊先のホテルに戻った際、河野氏との接触に関する記者団の質問には答えなかった。日朝外相間の接触は、安倍晋三首相が視野に入れる首脳会談に向け、日朝対話の機運を高める環境整備の意味合いもある。

 首相は六月の米朝首脳会談後「拉致問題を解決するためにはどのようなチャンスも見逃すつもりはない」と日朝対話に前向きな姿勢を示した。九月中旬にロシア極東ウラジオストクで開かれる東方経済フォーラムや、同月下旬の国連総会の機会が念頭にある。

 日本政府は首脳会談を含む日朝対話を通じ、北朝鮮の完全で検証可能、不可逆的な非核化(CVID)実現と、拉致問題の解決を目指している。一方、北朝鮮側の非核化への動きはにぶく、拉致問題は解決済みとの立場も崩していない。今回の外相間の接触が、日朝首脳会談につながるかどうかは、まだ見通せない。

 

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