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【政治】

信念の人、安らかに 翁長知事葬儀に4000人

那覇市内で営まれた翁長雄志沖縄県知事の葬儀=13日午後(代表撮影)

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 沖縄県の基地負担軽減を求め、米軍普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設阻止を掲げ続ける中、八日に六十七歳で死去した翁長雄志(おながたけし)知事の葬儀・告別式が十三日、那覇市の寺で営まれた。参列者らは「信念の人、安らかに」としのんだ。政界関係者や旧友、米軍関係者、県民ら四千人以上が集まり、最後の別れを告げた。

 弔辞で稲嶺恵一元知事(84)は「健康より、沖縄に過重な基地負担を負わすべきでないとの信念を優先して去った生きざまは、永久に語り継がれる」とたたえた。

 遺族代表として長男雄一郎氏(35)が「父は沖縄への愛を力に変えて政治活動へ人生をささげた」とあいさつ。親交のあったゴルバチョフ元ソ連大統領の「平和のために闘った政治家だった」とのメッセージも読み上げられた。

 福井照沖縄北方担当相、鳩山由紀夫元首相や自由党の小沢一郎共同代表のほか、仲井真弘多前知事、在沖縄米軍トップのスミス海兵隊中将も訪れた。

 葬儀前には遺骨を乗せた車が県庁に立ち寄り、多くの県民が見送った。位牌(いはい)を持った妻樹子さん(62)ら遺族が正面玄関で、県職員や県民らとともに黙とうした。

 県幹部は記者団に、四十九日に当たる九月末に県民葬を開催したいとの意向を示した。

 翁長氏は那覇市長だった二〇一四年、辺野古移設反対を訴え、知事選に立候補し初当選した。今年五月に膵(すい)がんを公表し、闘病を続けながら公務を続行。移設先の埋め立て承認撤回の手続き開始を七月二十七日の記者会見で表明したが、三日後に再入院し、十二月の任期満了を目前に死去した。

 

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