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【政治】

全閣僚、靖国参拝見送り 2年連続 首相は今年も玉串料

 終戦の日を迎えた十五日、安倍内閣の閣僚は東京・九段北の靖国神社への参拝を昨年に続き二年連続で見送った。安倍晋三首相も参拝せず、自民党総裁として私費で玉串料を奉納した。中国や韓国に配慮し、関係改善の流れを加速させたいとの意向が働いたとみられる。

 八月十五日の閣僚による参拝は、第二次安倍政権発足以降、二〇一三年から四年続き、昨年初めてゼロとなった。首相の玉串料の奉納は六年連続。

 今年は、日中平和友好条約調印四十周年という節目に当たる。首相は九月の自民党総裁選で連続三選を図った上で、十月の訪中を目指している。北朝鮮による拉致・核・ミサイル問題の解決に向け、韓国との緊密連携も欠かせないことが背景にある。

 首相の代理として十五日に靖国神社を訪れた自民党の柴山昌彦総裁特別補佐は、首相から「参拝に行けず申し訳ない。先人たちのみ霊にしっかりお参りしてほしい」と指示を受けたと記者団に説明した。首相は、東京都内の千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れて献花。政府主催の全国戦没者追悼式に出席した。

 超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)のメンバーである佐藤正久外務副大臣や日本遺族会会長の水落敏栄文部科学副大臣ら計五十人が集団で参った。

 国会議員の参拝はこのほか、衛藤晟一首相補佐官、古屋圭司衆院議院運営委員長、自民党の萩生田光一幹事長代行、小泉進次郎筆頭副幹事長らが個別に行った。稲田朋美元防衛相や木原稔財務副大臣ら自民党保守派「伝統と創造の会」も参拝した。

 

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