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【政治】

陸自「文書管理室」新設へ 防衛省概算要求 日報問題踏まえ

 防衛省の二〇一九年度予算の概算要求で、陸上自衛隊は、イラク派遣部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で露呈したずさんな文書管理を受け、新たに「行政文書管理室」(仮称)を新年度に設ける方針を盛り込んだ。 

 イラク日報問題では昨年二月、国会議員の資料要求に防衛省が日報を「不存在」と回答したが、今年四月以降、複数の陸自部署や機関が保有していたことが次々に判明。普段は使用しない外付けハードディスク内に電子データが残っていたり、紙の文書ファイルが、傘などを入れる共用ロッカー内に放置されていたりしていた事例があった。文書ファイル名が「教訓業務各種資料」など一見して内容が分からない名称になっている実態もあった。

 新設する室は「効率的な文書の検索や情報公開への適切な対応」などを目的に、陸上幕僚監部の行政文書を一元的に把握し、情報公開請求や国会からの照会などに対応する。隊員の文書管理の意識向上の教育も行う。また陸自全体として紙の文書の電子化を進めるため、陸幕や駐屯地などのコピー機をスキャナー機能付きに切り替える。五年リースで二十一億円。

 一方、防衛省は「○○書類」「××関係文書」など内容が不明確な名称の文書ファイルについて、九月二十八日までに是正する方針。本省や陸海空自衛隊を合わせて約四百三十万件のファイルの点検を進めている。

 

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