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【政治】

首相、石破氏 改憲手法で対立 自民総裁選討論会

自民党総裁選の立候補者討論会で発言する安倍晋三首相。右は石破茂元幹事長=14日午前10時23分、東京都千代田区で(隈崎稔樹撮影)

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 自民党総裁選(二十日投開票)に立候補した安倍晋三首相(総裁)と石破茂元幹事長による日本記者クラブ主催の討論会が十四日午前、東京都内で開かれた。安倍氏は「戦後七十年、一度も行えなかった憲法改正に挑戦し、日本の新しい時代を切り開いていく決意だ」と強調した。石破氏は「国民に誠実な説明なくして憲法改正をやっていいと全く思わない。そういうやり方は方法論として異なる」と安倍氏の手法を批判した。改憲、経済政策、政権運営の在り方を巡って応酬が繰り広げられた。 (篠ケ瀬祐司)

 七日の告示後、両候補が直接、論戦するのは初めて。

 石破氏は、政府の経済政策を批判。「東京や大企業の成長の果実が地方や中小企業に波及する考え方を、私はとっていない。そうした考えは地方創生がスタートしたときは否定されていたはずだが、(政府の)骨太の方針をみるとそうした記述がある」と指摘した。

 これに対し安倍氏は「安倍政権がとっているのは(大企業の利益が中小企業に波及する)トリクルダウン政策だとの趣旨の話だったが、私は一度もそんなことを言ったことはない」と反論した。

 石破氏は、森友問題を巡る財務省の文書改ざんや裁量労働制を巡る厚生労働省の調査不備を念頭に「政府から出てくる数字が違っていたり、撤回されたりしている。これできちんとした情報を提供したことになるのか。改善の余地がある」と安倍氏の見解を求めた。

 安倍氏は「安倍政権下で文書改ざんと行政を巡る問題で国民に不信を招いたことは私の責任だ。改めておわび申し上げたい」と陳謝し、公文書の適正管理を進めていくとした。

 森友文書改ざんで、麻生太郎財務相を更迭しなかった理由について、安倍氏は「麻生氏には管理責任があったが、財務省立て直しができるのは、麻生氏しかいないと考えた」と説明した。石破氏は森友問題で同省職員が自殺したことに触れ「人ひとりの命がかかっているのだから、もっと真摯(しんし)に受け止めないといけない。働く人を大事にするとはそういうことだ」と安倍氏の姿勢を批判した。

 午後には党青年局・女性局主催の公開討論会が行われる。総裁選は国会議員票四百五票と、党員・党友による地方票四百五票の計八百十票を争う。

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