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【政治】

改ざんやセクハラ… 麻生氏 引責せず続投

 十月の内閣改造で麻生太郎副総理兼財務相は続投する。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題や財務次官のセクハラ問題では官僚は辞任したが、組織のトップで政治家の麻生氏は辞めなかった。内閣改造は交代のタイミングの一つだが、改造後も安倍内閣の中枢にとどまる。

 改ざん問題で、財務省は佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官ら職員二十人を停職などの処分とし、佐川氏はその前に辞任。セクハラ問題では福田淳一次官(当時)が辞任した。一方、麻生氏は改ざん問題で閣僚給与一年分百七十万円を自主返納したが、進退は「考えていない」と辞任を拒否した。

 だが麻生氏自身の問題も数多い。森友問題では、理財局長として国有地の大幅値引きを「問題ない」と主張し続けた佐川氏を評価。国税庁長官に栄転させ「適材適所」と強弁し続けた。森友問題は発覚後一年半以上経過しても疑惑が残る。

 セクハラ問題では、被害女性に名乗り出るように要求。被害女性に「はめられたという可能性は否定できない」と発言し、「『セクハラ罪』という罪はない」と主張するなど、被害女性に何重もの苦痛を与えたと批判されている。

 内閣改造を巡り、立憲民主党の枝野幸男代表は麻生氏について「まさか留任するわけはないだろう」と指摘。自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は三月に「官僚にだけ責任を押しつける政党ではないと見せる必要がある」と語った。 (妹尾聡太)

 

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