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【政治】

「新基地造らせぬ遺志継ぐ」 沖縄知事・玉城氏、対話前向き

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設に伴う名護市辺野古(へのこ)の新基地建設に反対する玉城(たまき)デニー氏が初当選した県知事選から一夜明けた一日、政府は新基地建設を進める方針をあらためて示した。一方、玉城氏と話し合いを模索する考えも表明。玉城氏も政府との対話に前向きな意向を示した。 (篠ケ瀬祐司)

 知事選で、政権は前宜野湾市長の佐喜真淳(さきまあつし)氏を全面支援し、敗北。玉城氏の得票は三十九万票を超え、過去最多だった。投票率は63・24%で、二〇一四年の前回を0・89ポイント下回った。

 安倍晋三首相は一日、首相官邸で記者団に「結果は真摯(しんし)に受け止め、沖縄の振興、基地負担の軽減に努めていく」と指摘。菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で「早期の辺野古移設を通じ、普天間の返還と危険除去を実現したい考えに変わりはない」として、新基地を建設する方針は不変と強調した。

 小野寺五典防衛相は、県が辺野古の埋め立て承認を撤回したことへの対抗措置について「沖縄の選挙結果を念頭に対応することはない」と明言。撤回が無効となるよう、近く裁判所に申し立てる見通しだ。

 一方で菅氏は「日程が合えば(玉城氏と)お会いする。時期はこだわらない」とも話した。首相や菅氏は、一四年末に就任した翁長雄志(おながたけし)知事とは一五年四月まで会談しなかった。

 玉城氏は一日、沖縄県沖縄市で「(選挙結果は)翁長氏が命を懸けて守ろうとした、新基地を造らせない遺志を継いでほしいということ」と強調。「最初から対立と分断という立場を取るつもりはない。辺野古の今後について、国とまずは協議したい」とも話した。

 

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