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【政治】

「加計氏会見 ふに落ちぬ」 愛媛知事、一層の説明要求

記者会見で質問に考え込む愛媛県の中村時広知事=9日午後、愛媛県庁で

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 愛媛県の中村時広知事は九日、県庁で記者会見し、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が運営する岡山理科大獣医学部(愛媛県今治市)の新設問題で加計孝太郎理事長が安倍晋三首相との面会を改めて否定した七日の記者会見について「全部ふに落ちたかと言えばそうではない」と述べた。一方で「自ら会見に臨んだことは率直に評価したい」と話した。

 学部新設のプロセスが「加計ありき」だったとの疑念に対し、中村知事は会見で「設置の認可に至る問題は、今後とも説明責任を果たしてほしい」と強調。学園側には一層の説明が必要との認識で、疑惑の幕引きには至らなかった。

 中村知事は「県職員の記録自体は誤りではなく、県職員が実直に仕事をしてきたことは実証された」と、県の正当性を改めて主張。加計氏が県文書を見ずに会見に出席した点を「見ていてしかるべきだ」と批判した。

 県文書に記載された安倍首相との面会を否定したことには「根拠があればクリアになるが、それが示せないと、いつまでももやもや感は払拭(ふっしょく)できない」と説明。再会見の必要性については「学園自身の判断」と述べるにとどめた。

 加計氏は同学部で開かれた七日の会見で、県文書に記載された二〇一五年二月の安倍首相との面会を改めて否定。学園の渡辺良人事務局長が県や市に虚偽の報告をしたとして「勇み足で誤解を招くようなことを申し上げた」と述べた。県文書は「見ていない」と答え、問題の詳細にはあいまいな説明を繰り返した。

 県は今年五月、首相が加計氏と面会し、学部新設の説明を受けたとの学園側の報告に基づく文書を国会に提出。学園側は面会を否定し、渡辺氏は誤った情報を与えたとして県と市に謝罪した。

 

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