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【政治】

違法ダウンロードの対象拡大 刑事罰は悪質行為限定 反対相次ぎ修正

 文化審議会の小委員会は四日、漫画などの海賊版サイト対策に関する最終報告書を公表した。著作権を侵す違法ダウンロードの対象範囲をインターネット上の全ての著作物に拡大する一方、刑事罰を科す対象は、悪質な行為に限定するよう求めた。先月まとめた報告案では全ての違法ダウンロードに刑事罰を科す方向だったが、委員から反対意見が相次いだため、修正した。

 十三日の著作権分科会で了承される見通し。報告を踏まえ文化庁は今国会に著作権法改正案を提出する。

 報告書は、海賊版対策として、現在は映像と音楽に限定している違法ダウンロードの範囲拡大が「有力な選択肢」と強調。漫画や小説などの「静止画」を含む全ての著作物を対象に、著作権者に無断で公開されたと知りながらダウンロードする行為を違法とするよう求めた。その上で、刑事罰を科すことには、国民生活への影響を必要最小限にとどめることや、表現の自由に対する配慮が必要だと指摘。海賊版サイトからのダウンロードや作品を丸ごとコピーする行為、継続的に何度も繰り返す行為など、悪質なケースに限定するよう検討すべきだとした。

 刑事罰は、二年以下の懲役か二百万円以下の罰金、またはその両方を科すのが適切とし、著作権者など被害者の告訴がないと起訴できない親告罪とすることも求めた。

 

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