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【埼玉】

アスクル火災 少ない窓が消火活動の支障に 三芳で実況見分始まる

アスクル倉庫内に入る消防職員ら=三芳町上富で

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 三芳町上富の事務用品通販アスクルの物流倉庫火災は、発生から十三日目の二月二十八日にようやく鎮火し、翌三月一日から県警や消防などによる実況見分が始まった。出火原因や延焼した経緯の特定が急がれる中、昼夜を問わず消火活動にあたった入間東部地区消防組合が記者会見を開き、塩野浩消防長が「窓などの開口部が少なく、熱気で屋内に入れず直接注水できなかった」と長期化した消火活動を振り返った。

 同組合によると、倉庫の従業員から通報を受けた消防隊員が現場に到着すると、火元とみられる一階北西の廃棄用段ボールの集積所が炎に包まれていた。

 従業員らが初期消火をしていたが、火の勢いは衰えずに二〜三階に延焼。保管してあった印刷用紙など大量の文房具などに燃え広がったという。

 窓などが少ない倉庫の構造が消火活動の大きな支障となった。放水した水が燃焼部に届かず、内部は煙と熱気が立ち込め、隊員らの進入を阻んだ。塩野消防長は「長期間に及ぶ火災で、社会的な影響は大きい。原因を一刻も早く解明していきたい」と話した。

 この火災で、三芳町が六世帯十六人に避難勧告を出し、公民館やホテルに避難する住民もいた。アスクルが用意したホテルで数日間過ごした近くの会社員鳥羽知春(ともはる)さん(34)は「鎮火までに思ったより時間がかかり驚いた。避難先から洗濯をするために帰宅するなど不便だった」と不安な日々を振り返った。 (牧野新)

 

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