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【埼玉】

徳栄、市立川越が関東大会へ 秋季県高校野球 あす決勝

山村学園−花咲徳栄 3回裏1死二、三塁で3点本塁打を放つ花咲徳栄・野村選手=さいたま市の大宮公園球場で

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 秋季県高校野球大会の準決勝が三十日、さいたま市大宮区の大宮公園球場であり、今夏の甲子園で優勝した花咲徳栄と、市立川越が決勝へ勝ち上がった。花咲徳栄は山村学園に9−2(七回コールド)と大勝し、市立川越は上尾との公立校対決を1−0の接戦で制した。両校は二十一日から神奈川県で開催される関東大会に進む。 (牧野新)

 関東大会の結果は来春のセンバツ出場校選考の判断材料になる。花咲徳栄は3年連続12回目、市立川越は4年ぶり5回目の出場。県大会決勝は二日、同球場で行われる。

 花咲徳栄は三回表までに山村学園に2点のリードを許したが、同裏に4番・野村佑希選手(二年)の3点本塁打など5得点で逆転。四回と六回にも追加点を挙げ、コールド勝ちした。

 山村学園は先発の和田朋也投手(一年)ら投手陣が踏ん張れず、関東大会初出場を逃した。

 市立川越は両校無得点のまま迎えた八回裏1死三塁、太賀龍丈投手(二年)が決勝打となる左前適時打を放ち、試合を決めた。

 上尾は8安打を放ち、再三好機をつくったが、初回に小川竜太朗選手(二年)が本塁で刺されるなど好機を生かせなかった。

<ヒーロー>平常心貫き、投打で躍動 市立川越2年・太賀龍丈投手

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 ぼくらは弱いから負けてもっとも−。勝てばチームの目標「関東大会出場」が決まる試合でもエースは気負わなかった。

 市立川越を13年率いる監督が「個々の能力が一番低い」と苦笑いする世代。打線が貧弱で、準々決勝ではわずか3安打だった。

 古豪・上尾から大量点の望みは薄く、接戦が唯一の勝利の道。自然と先発にかかる重圧も「責任が力に変わる」と落ち着いていた。

 スライダーを軸に相手の芯を外して打ち取る投球で凡打を量産。バックも八回表まで両校無得点の投手戦を演じるエースを無失策の堅守でもり立てた。

 そして八回裏1死三塁。この試合唯一の好機で打席に入った。「絶対に転がそう」と変化球に食らいついた打球は三遊間を破る決勝打に。投げては九回も相手打線を抑え、完封勝利を決めるとグラブを突き上げ、喜びを爆発させた。

 次は王者・花咲徳栄。「どれだけ自分の力が通用するか試したい」。平常心を貫く挑戦者はしたたかに頂点を見据えている。 (牧野新)

 ▽準決勝

山村学園

0110000|2

005301x|9

花咲徳栄

 (七回コールド)

上尾

000000000|0

00000001x|1

市立川越

 

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