東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

<衆院選>注目の5区ルポ

 今回の衆院選で、県内注目区の一つが5区(さいたま市大宮区など)だ。自民前職、立憲民主前職、希望新人という構図は、三極争いの象徴とも言える。公示日の3候補者の動きを追った。 (井上峻輔)

◆愚直に政策を実行 牧原秀樹さん 自民・前

 「選挙の度に政党名が変わる人たちに日本を委ねるわけにいかない」。午前十時半、牧原秀樹さんが第一声を上げたのは枝野幸男さんの事務所前。看板を見ながら「いまだに民進党と書かれたままだ」と皮肉った。

 地道に地元を回って初の小選挙区勝利に手応えを感じていたが状況は激変。枝野さんへの注目が増し、野党共闘が実現した現状を「大逆風」と捉える。「愚直に政策を実行することが新たなブームより評価される時代をつくるために、勝ち抜かないといけない」。

 演説では「年金財源をどうするかという疑問に答えられるのは自公だけ」と強調した。夕方の大宮駅前の演説会は党筆頭副幹事長の小泉進次郎さんが登壇し、聴衆が大勢集まった。

◆民主主義の第一歩 枝野幸男さん 立民・前

 枝野幸男さんは立憲民主党の代表として慌ただしい一日を過ごした。朝は仙台市内で第一声。その後、東京都内を回り、大宮駅前でマイクを握ったのは暗くなった午後六時すぎだった。

 「無所属で出れば、一日大宮にいられたかもしれない。でも、このままでは投票先がない、受け皿がないというたくさんの声をもらった。二十四年間支えてくれた地元の人は『日本のために頑張れ』と後押ししてくれると思い決断した」

 一言一言に拍手が起き、「日本の新しい民主主義の第一歩を踏み出す」と力を込めると「がんばれー」の声。最後は「枝野コール」も響いた。今後の選挙期間中も全国を飛び回る予定で、地元入りの時間は限られるという。

◆大胆な改革目指す 高木秀文さん 希望・新

 昼すぎ、大宮駅前でマイクを握ると高木秀文さんは「しがらみのなさによって大胆でスピーディーな改革をする」と力を込めた。本格的な演説はこの日が初めて。ゼロからの挑戦に「知名度では逆転できないので、党の政策を理解してもらいたい」と語る。

 都内で活動してきた弁護士。九月中旬に若狭勝衆院議員の政治塾に参加した数日後に出馬を打診された。今月三日に正式公認を受け、六日に引っ越し、慌ただしく公示日を迎えた。

 待機児童対策や原発ゼロ政策を子育て経験を交えて話し「実現できるのはしがらみのない希望の党だけ」と訴える。他の候補に注目が集まる中、「大変なのはどの選挙区でも一緒」と地道な戦いを続ける。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報