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【埼玉】

「九条俳句 掲載しない」 市側と原告が話し合い

市側の控訴方針について市の担当者(右)から説明を受ける原告の女性(手前)ら=さいたま市大宮区で

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 「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」と詠んだ句を、さいたま市の三橋公民館が月報への掲載を拒否したのは違法としたさいたま地裁判決を受け、作者の女性(77)らと市側との話し合いが二十日、同市大宮区で行われた。女性は俳句の掲載を求めたが、市側は判決で棄却されたことを理由に「主張が認められたので掲載はしない」とした。

 また「思想や信条を理由に掲載しないという不公正な取り扱いをし、女性の権利を侵害した」などとして市に五万円の賠償を命じた地裁の判決を不服とし、控訴する方針を固めたことを女性らに伝えた。

 控訴の理由として「不掲載の判断は思想や信条を理由にしていない」と説明。その上で「世論を二分するテーマに関する俳句の掲載は、公民館の公平性や中立性を保てない」とした。

 違法判決が出たにもかかわらず従来の主張をくり返す市側に支援者からは不満が噴出。女性は「今のままでは同じ問題が起きてもおかしくない。あまりにも市民をないがしろにする姿勢に失望した」と話した。

 一方、市議会は同日夜、市側から提出された控訴のための関連議案を原案通り可決した。 (牧野新)

 

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