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【埼玉】

「情報伝達 不十分だった」 川越市長 対応の不備認める

台風21号での対応の不備を認める答弁をする川越市の川合善明市長=川越市で

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 台風21号による大雨で川越市寺尾地区の約四百四十戸に浸水被害が出た問題で、川合善明市長は三十日、「(被害)状況の把握や情報の伝達に不十分な点があった」と対応の不備を認めた。また、市長を本部長とする災害対策本部を設置しなかったことについて「今考えると、設置した方が初期対応で、より速やかに適切にできたと思う」と述べた。この日開かれた臨時議会で答弁した。

 市は寺尾地区の浸水被害の原因について、新河岸川に雨水を排水する下水路のゲートが、新河岸川の水位が急上昇したために逆流を防ぐため閉鎖された状態が続き、排水ができなくなったためと明らかにした。

 また市側は、寺尾地区への避難準備情報が出せなかったことや、災害対策本部を設置しなかった原因について、市の水害対応が、河川水位や雨量の監視を中心にしているため、雨水が排水できなかったことで起きた寺尾地区の被害を予見できなかったと説明した。

 議員からは川合市長が二十二日夜、自宅や衆院選の選挙事務所にいたことに批判が集中。市長が災害後、寺尾地区を視察したのが二十五日になってからだったことにも批判が出た。

 川合市長は「市長の判断が必要なことには逐一連絡を受けており、不適切ではなかった。二十三、二十四日は通常業務をしていた」と述べた。 (中里宏)

 

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