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【埼玉】

紅葉シーズン 遭難に注意 登山届、県警が呼び掛け

県や県警の「秋の安全登山キャンペーン」で、登山客(中)に安全な登山を呼びかける職員たち=10月28日、秩父市で

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 秋が深まり、山々が鮮やかに彩られる紅葉シーズン。県内の山にも多くの登山愛好家らが訪れ、にぎわいを増す一方、十一月は山岳遭難が多発する時期だ。県内では一九九五年から昨年までの間、十一月に発生した遭難は百二十三件、百七十人。春のシーズンである五月(同百二十六件、百六十七人)とともに、他の月よりも突出して多く、県警は遭難への注意とともに、迅速な救助につながる登山届の提出を呼びかけている。 (西川正志)

 県警によると、十一月に遭難が多発するのは登山者数が増えるだけではなく、落ち葉で登山道が分かりにくくなったり、日没が早まったりして、迷うことが多いという。樹木が生い茂る山中は日光が遮られ、平地よりも暗くなるのが早いため、県警は午後三時までには下山することを推奨している。

 万が一遭難してしまった場合、救助の大きな手がかりになるのが登山届だ。入山する登山口や登山ルート、日程、同行者数などを明記しておけば、捜索範囲を絞り込め、遭難者の情報なども把握できるからだ。

 救助に有効な登山届の提出は増加傾向にはあるものの、浸透しているとは言い難い。今年一月〜十月までに発生した五十四件の遭難のうち、届が提出されたのは約三割の十八件にとどまっている。

 登山届は、用紙に記入して管轄の署や登山口にある専用のポストに提出する方法のほか、県警ホームページからも出すことができる。県警は「スマートフォンからでも手軽に提出できるので利用してほしい」としている。

 

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