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【埼玉】

揺れる民進 地方議員 県連立て直しに不透明感

15日の連合埼玉のパーティーで顔をそろえた民進党の大野元裕県連代表(右)、立憲民主党の枝野幸男代表(右から2人目)、希望の党の大島敦代表代行(左)=さいたま市で(連合埼玉提供)

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 衆院選直前の党分裂で揺れた民進党県連が、組織の立て直しに向けて動き始めた。当面は二〇一九年の統一地方選を見据える。一方で、立憲民主党は県内での地方組織設立の検討を開始。民進党を離党して立憲民主入りする地方議員も出てくるとみられ、希望の党を含めた三党を巡る先行きには不透明感が漂う。 (井上峻輔)

 「これまで共に戦ってきた仲間がしっかりと統一選を見据えて戦える体制をつくりたい」。十八日にさいたま市内で開かれた民進党県連の会議の冒頭で、県連代表の大野元裕参院議員は意欲を語った。

 十月の衆院選を前に民進党の候補は全員離党し、希望の党と立憲民主党に分かれて立候補。県連から衆院議員が不在になり、今後の党と県連の行方に地方議員には不安が広がっていた。

 冒頭以外は非公開で行われたこの日の会議。大野代表によると、来年二月に県連の役員を選び直し、三月に県連大会を開く方針を決定。機能不全に陥っていた県連の再生を目指すことになった。

 ただ「将来的には衆議院議員も擁立すべきだ」という意見も出たといい、地方議員が党に求める将来像は一致していない。出席者の一人は会議後、「みんな不安なんだよ」とつぶやいた。

 一方で、衆院選で躍進した立憲民主党は県内で地方組織の立ち上げを予定している。枝野幸男代表は十五日、さいたま市内で記者団に「党代表の足元なので、できるだけ早くということで内々の相談は始めている。年明けには姿が見えるようにしたい」と語った。

 既に枝野代表の選挙区である埼玉5区の地方議員を中心に調整が進められていて、結成後は民進党から立憲民主党に移る意向の地方議員もいる。枝野代表は「ずっと一緒にやっている地方議員の間で無用な軋轢(あつれき)が生じないように進めたい」としている。

 希望の党の地方組織の動きは見えてこない。大島敦代表代行は十五日、さいたま市内で記者団に「それは今後の話。まずはしっかりとした党本部をつくって足元を固める」と述べるにとどめた。

 希望の地方組織も結成され、二年後の統一地方選に候補者を擁立すれば、民進、立憲民主、希望の三党が競合する可能性もある。民進党の地方議員の中には「三党で候補者を調整しないと統一選は戦えない」という声もあり、大野代表は「調整する方向で全力を尽くす」と話している。

 

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