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【埼玉】

赤飯振りまき、五穀豊穣祈る 神川町で盤台祭り

盤台の赤飯を振りまく白ふんどし姿の男衆ら=神川町で

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 県無形民俗文化財の「盤台(ばんだい)祭り」が十九日、神川町下阿久原の有氏神社であった。晩秋の寒さの中、白いふんどし姿の男衆たちが盤台(底の浅いたらい)に入った赤飯を振りまき、妊婦たちの安産や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を祈った。

 盤台祭りは、江戸時代中期の正徳三(一七一三)年に記録がある伝統の行事で、別名「裸祭り」とも呼ばれる。祭りを取り巻く環境の変化から一時は存続が危ぶまれたが、二〇一五年に保存会が結成され、現在まで続いている。

 この日、境内で神事が営まれた後、白いふんどしを締めた男衆らが、盤台をみこしのように担ぎ上げて「わっしょい、わっしょい」。盤台の赤飯を手ですくい上げ、周囲に振りまいた。

 境内には地域の住民やアマチュアカメラマンがずらり。真っ青な空と黄色く色づいたイチョウの下、伝統の奇祭を楽しんでいた。 (出来田敬司)

 

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