東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

元川越藩お抱えの刀工 英義を紹介 群馬・玉村町で特別展

英義の作った脇差町重要文化財群馬県玉村町歴史資料館蔵(火雷神社寄託)=同館提供

写真

 幕末に活躍した元川越藩お抱えの刀工とゆかりの人々の刀や資料を集めた特別展「刀工 藤枝太郎英義(てるよし)一門」が、群馬県玉村町歴史資料館で開かれている。

 英義は、幕末の上州を代表する刀工とされる。一八二三(文政六)年に川井村(現玉村町川井)で生まれた。やはり刀工だった父の下で学んだ後、各地で修行。川越藩のお抱え刀工となり川越に住んでいたこともあるが、後に江戸に移る。外国船の渡来に備えて数多くの作刀を行い「当今無類の上手」と評された。

 晩年は前橋に移り、後に郷里の川井村の隣村の飯倉村(現玉村町飯倉)の長屋に住み、村人の相談相手や調停役を務めたという。一八七六(明治九)年に五十四歳で死去。同展の担当者は「明治政府が廃刀令を出した年であり、英義も無念のうちに亡くなったのでは」と推測する。

藤枝太郎英義秘伝書(部分)1856(安政3)年群馬県玉村町歴史資料館蔵(個人寄託)=同館提供

写真

 同展には英義の銘のある脇差(小太刀)など日本刀七振りなど二十八点の資料を展示。作刀の師だった父や、勝海舟らとともに咸臨丸で渡米した弟の鈴藤勇次郎、秘伝書を授けられた弟子の正木英辰(てるとき)らゆかりの人々を取りあげ、英義について多面的に知ることができる内容となっている。

 入館無料。特別展は十二月二十四日まで。休館日は、毎週月曜日と十二月は十九、二十、二十三日。問い合わせは同館=電0270(30)6180=へ。 (竹島勇)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報