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【埼玉】

大災害に備え連携確認 県警航空隊、11都県警察と救助訓練

救助訓練を合同で行う隊員=狭山市の航空自衛隊入間基地で

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 都県の枠を超えた救助活動が求められる大災害に備え、県警は七日、狭山市の航空自衛隊入間基地で、関東を中心とした十一都県の警察と合同で航空救助訓練を行った。都県警の航空隊員ら百四十六人が参加し、八機のヘリコプターが集結。隊員らは他都県のヘリに乗り込み、訓練した。

 訓練は全国の警察が協力して救出作業をした熊本地震がきっかけ。現場で活動した隊員から「合図が違うなど他県との違いに戸惑った」といった意見が出たことを受けて実現した。

 全国の警察はそれぞれヘリを所有しているが、機体や装備品、救助時の合図などは違う。首都直下型地震など甚大な被害が予想される自然災害が起きれば、一刻を争う事態になり、普段は訓練していない機体で救助することもあり得る。

 合同訓練では、各都県のヘリの特徴や合図について情報を共有。その後、地上に取り残された人を救助する訓練を実施した。

 隊員らは高さ約二十メートルの空中に静止するヘリから降下。救助者を両足で挟んで固定し、腕を回して上空のヘリにワイヤの巻き上げを指示して機内に引き入れる手順を確認した。

 県警航空隊の篠崎義之隊長は「大災害時にも迅速かつ柔軟に対応できるよう連携を高められた。今後は全国で合図を統一するなどしたい」とさらなる意欲を見せた。 (牧野新)

 

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