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【埼玉】

栽培工場摘発へ「情報提供を」 大麻事件急増で県警呼び掛け

県警が摘発した大麻の栽培工場(県警提供)

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 県内で大麻事件が増加している。県警が十一月末までに大麻事件で摘発したのは六十九人(前年同期比十三人増)で過去七年間で最も多い。大麻を栽培する「工場」の摘発も昨年の二件を大きく上回る七件となっている。県警は「安全だなどという間違った認識が若者を中心に広まっている」と分析し、注意を呼びかけている。(西川正志)

 県警薬物銃器対策課によると、大麻事件の増加は全国的な傾向で、県内では二年前から急増した。今年摘発された人のうち、半数が三十歳未満だった。

 大麻は、海外の一部では合法化されたり、たばこに混ぜて吸引したりすることなどから、危険性が軽視され、気軽に使用されるケースが多い。だが、学習能力の低下や記憶障害、人格の変化など人体へのさまざまな悪影響があり、同課の貫井隆夫次席は「規制された薬物であり、決して安全ではない」と話す。

 摘発人数の増加と比例するように大麻の栽培工場の摘発も増加。同課によると、マンションやアパートの一室、一戸建ての借家が利用されるケースが多い。

 栽培工場の特徴は、大麻が発する「甘ったるくて、青臭い」。独特の臭いが漏れないように窓に目張りがされていたり、空調や照明に大量の電気を使用するため電気メーターが常に回り続けたりしていることなどが挙げられるという。

 県警は、大麻の供給元を絶つために工場の摘発に注力。ホームページでも工場に関する特徴を紹介しており、貫井次席は「県内にはまだ工場が存在しているはず。少しでも怪しいと思ったら、最寄りの署などに通報してほしい」と呼びかけている。

 

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