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【埼玉】

2020年五輪・パラで県 ボランティアの魅力発信

11月に県が開いたボランティアシンポジウム。やりがいや「おもてなしの心」について、有識者やボランティア経験者が意見を交わした=さいたま市で

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 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックで、県が来夏にも始めるボランティア募集に向けた機運醸成に力を入れている。駅や観光地で案内業務に当たる「都市ボランティア」は五千四百人を集める予定。活動の重要性や魅力を伝え、多くの人に関わってもらおうとしている。 (井上峻輔)

 「これだけ世界に街のことを伝える大会は、そうはやってこない。地元の人が案内することに最大級の面白さがある」

 十一月下旬にさいたま市内で開かれた県主催のボランティアシンポジウム。スポーツボランティアに詳しい二宮雅也・文教大人間科学部准教授が語った。

 一緒に壇上に上がったのは、東京マラソンなどでボランティアを務めた経験者たち。「私たちが大会を支えること自体が魅力」「多様なバックグラウンドの人が集まり、新しい出会いができるのが楽しい」−。経験を交えながら、「やりがい」を訴えた。

 東京五輪のボランティアは、競技会場や選手村を担当する「大会ボランティア」と、駅や観光スポットで案内役を務める「都市ボランティア」がある。前者は大会組織委員会、後者は各会場がある自治体が募集や運営を担当する。

 四つの会場がある県は、五千四百人の都市ボランティアを集める予定。一人当たり三〜五日間の活動を想定している。

 県の担当者によると、二〇一二年のロンドン五輪では募集人数の三倍の申し込みがあった。東京五輪でも「ボランティアへの関心は十分にある」とみる。

 実際の募集は来夏からだが、既にボランティアの育成も始まっている。県は十月から、ボランティアをまとめるリーダー役を育てる研修会を県内各地で始めた。サッカーとバスケットボールの会場があるさいたま市も「ボランティア連絡協議会」を立ち上げて、既存のボランティア団体との情報交換を行っている。

 県の担当者は「東京五輪だけを見据えているわけではない。おもてなしの心やボランティアへの理解を深めることが、五輪後のレガシーになる」と話している。

 

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