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【埼玉】

訪日客誘致 県も対策強化

 「産業観光」は新しい観光のあり方として、二〇〇〇年代に入り全国で脚光を浴びるようになった。対象は、あらゆるものづくりの現場だ。伝統工芸品だけでなく、食品や日用品、最先端技術の機械器具…。「どうやってつくっているの?」「自分も作業を体験してみたい!」。そんな興味を満たして楽しんでもらうのが、大きな特徴だ。

 産業観光の意義はほかにもある。見学者を受け入れる企業にとっては、自社のイメージアップや製品のPRにつながる。見学者が工場や工房を訪ねた後、近くの観光場所や飲食店などに足を運べば、地域の活性化に一役買う。

 県は、産業観光で外国人観光客を呼び込む施策に力を入れている。大きな柱は県内企業への支援だ。一六年度には、多言語のパンフレットやホームページ(HP)を作成したり、見学者への音声ガイドや通訳を導入したりする経費の二分の一(上限五十万円)を補助する制度をスタートさせた。外国人観光客を受け入れている工場や工房のガイドブックとホームページも複数の言語でつくった。

 県によると、県内を訪れた外国人観光客数(推計)は一六年は約三十一万人で、一二年と比べ倍増している。ただ、都道府県別の順位は一二年が二十位だったのに一六年は二十二位に後退。「二〇年に年間百万人」との目標を掲げている。

 県観光課の担当者は「県のHPを見た中国や台湾の旅行会社から『ツアーに組み込みたい』といった問い合わせも増えてきた。多様なものづくりの現場がある『SAITAMA』をどんどん売り込んでいきたい」と意気込む。 (杉本慶一)

 

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