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【埼玉】

「ショートトラック」で平昌五輪へ 川越出身・渡辺選手、夢舞台で金目指す

平昌五輪出場の報告に県庁を訪れた渡辺選手(左)=県庁で

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 二月に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪のスピードスケート・ショートトラック競技に、川越市出身の渡辺啓太選手(25)=阪南大職員=が出場する。同競技で県関係者の五輪出場は初めて。高校時代まで川越で腕を磨いた生粋の地元選手が、世界の頂点を目指す。 (井上峻輔)

 ショートトラックは一周一一一・一二メートルのトラックを数人の選手で滑走し、タイムではなく順位を競う。「氷上の競輪」と呼ばれ、スピードや技術に加えて、相手との駆け引きも重要になる。

 渡辺選手は、園児のころから川越市教育委員会が毎冬に開くスケート教室に参加していた。小学二年で川越スピードスケートクラブに入り、本格的に競技を開始。聖望学園高校時代から「駆け引きが面白い」とショートトラックに専念し、国体三連覇を果たした。

 指導者と練習環境にひかれて阪南大(大阪府)へ進学。ナショナルチーム入りして成長を続けたが、二〇一四年のソチ五輪出場はぎりぎりで逃してしまった。

 「最後の最後で自分自身に負けた。焦ってしまった自分がいた」

 悔しさを晴らそうと、心技体すべてを鍛え直した。相手を抜く技、抜かせないための技。瞬時の判断で使える「引き出し」を増やしていった。

 一七年一月の全日本選手権で総合優勝。今シーズンも着実に結果を残し、平昌五輪の出場権を得た。

 十五日には県庁を表敬訪問した。「今まで頑張ってきたものを出し切りたい」と抱負を語り、上田清司知事も「『スケートが楽しいな』というレベルからスタートした普通の子どもがすごい選手になった」とたたえた。

 目標は金メダル。出場種目はまだ決まっていないが、どの距離でも対応できる自信がある。「活躍する姿を見てもらって、埼玉出身でもショートトラックができると思ってくれればすごくありがたい」と話す。

 県によると、十五日現在で平昌五輪出場が決まっている県ゆかりの選手は、渡辺選手だけだという。

 

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