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【埼玉】

上尾贈収賄事件で初公判 前市長、情報漏えい認める

島村被告らの裁判を担当する守下裁判長(後列(中))ら=さいたま市で

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 上尾市のごみ処理施設の業務を巡る贈収賄事件で、官製談合防止法違反などの罪に問われた前市長島村穣(73)ら三被告の初公判が十六日、さいたま地裁(守下実裁判長)であった。島村前市長は「間違いありません」と起訴内容を認めた。 (西川正志、牧野新)

 あっせん収賄などの罪に問われた前市議会議長田中守(72)、贈賄罪などに問われた設備管理会社「明石産業」社長山田明(82)の両被告も「全て認めます」などと起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、山田社長は二〇一一年ごろ、翌年に入札される同施設の業務を落札するために島村前市長に便宜を図ってもらおうと、影響力のあった田中前議長に近づき、接待するなどしたと指摘。入札情報の漏えいを受けたが、「内容が不十分で落札できなかった」と述べた。その後も接待を繰り返すなど三人の不適切な関係は続き、一五年、一七年の業務の入札でも最低制限価格などの情報漏えいがあったとした。

 起訴状によると、島村前市長は昨年一月に入札があった業務の最低制限価格などを山田社長に事前に漏らしたなどとされる。

 島村前市長は昨年五月〜六月、市が一八年に発注を予定していた別の業務を明石産業が受注できるよう有利な入札参加資格の設定などを山田社長から頼まれ、さいたま市内のホテルなどで三回にわたり計六十万円を受け取ったなどとして受託収賄罪でも起訴されている。同罪については、前市長の次回公判で審理する予定。

 

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