東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

被災地復興を支援 熊本産食材で特製スイーツ 十文字学園女子大生ら開発

オリジナルスイーツを考案した十文字学園女子大の8人と金高講師(右上)=新座市で(同大提供)

写真

 十文字学園女子大(新座市)の学生たちが、二〇一六年四月に発生した熊本地震の被災地復興を支援するオリジナルスイーツを開発した。熊本から取り寄せた特産のかんきつ類「晩白柚(ばんぺいゆ)」やレンコンを使った。二十日に市内で初めて販売し、収益の一部は被災地に寄付する。(加藤木信夫)

 スイーツを開発したのは、同大食物栄養学科で金高(きんたか)有里講師のゼミに所属する三年生ら計八人。ゼミ生の原千里さん(22)は、熊本の大学に進学した高校時代の友人がいて、「自分にできることはないか」と考えていた。金高講師から「その思いを形にしてみては」と背中を押された。

 原さん、吉田百花さん(21)、高橋みなみさん(21)の三人は昨年八月、熊本へ赴き、地元農家らから、かんきつ類としては世界最大級といわれる晩白柚の特徴や、特産菓子「いきなり団子」の作り方などを学んだ。その経験を生かし、ゼミ全体で熊本の食材を使用した商品づくりを目指した。売りやすさや衛生面などを考慮してスイーツに絞り込み、市内のパン店「輪粉(わこ)」、「コマメベーカリー」とタッグを組んで開発を進めた。

 出来上がったスイーツは、表面に晩白柚を練り込んで見た目も味も晩白柚風に仕立てたメロンパン、レンコンを活用したチョコベーグルのほか、いきなり団子をアレンジした「カラフルいきなり団子」など計五種。「カラフル…」は新座産のニンジン、ホウレンソウ、カボチャを練り込んだ皮に、熊本産のサツマイモとあんを挟み、双方のコラボ商品に仕立てた。

 原さんは「食は人をつなぐ。たくさんの方とのつながりのおかげで、今回のスイーツも完成した」と振り返る。「食べてもらうことが復興支援につながり、みんなが幸せになれるようなサイクルを築けたらいいなと思います」と話した。

 販売は二十日午前十時から、新座市野火止六の「ふるさと新座館」で行われ、売り切れしだい終了。値段は二百五十円〜八百円。反響を見て、今後の販売計画を検討する。共催のJAあさか野と、熊本と新座の野菜直売も行う。問い合わせは十文字学園女子大学=電048(477)0555=へ。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報