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【埼玉】

ビートルズの曲で復興支援 来月18日、川越・尚美学園大で音楽イベント

尚美学園大での「ビートルズのチカラ!」を企画した(左から)宮沢新樹さん、松浦啓史さん、檜山乃武さん=川越市で

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 多くの人に親しまれるビートルズの曲を介して東日本大震災の復興支援を行う音楽イベント「ビートルズのチカラ! 東北『復興』ツアーライブ」が二月十八日、川越市豊田町の尚美学園大学パストラルホールで開かれる。ビートルズのトリビュートバンドとして有名な「WISHING(ウィッシング)」や、ウクライナの歌手で民族楽器バンドゥーラを演奏するカテリーナさんらも友情出演する。収益は震災遺児のために寄付される。 (中里宏)

 ビートルズのチカラ!実行委員会埼玉支部の主催。ビートルズのチカラ!は実行委員会代表で会社員の松浦啓史さん(51)=福島市=が、東北地方でビートルズの曲を演奏するアマチュアバンド仲間に復興支援を呼びかけ、二〇一一年七月に仙台市で開いたライブイベントが始まり。

 これまで東北だけでなく、都内や熊谷市、高知市などで開催し、収益を寄付してきた。川越市は十八回目となる。松浦さんは「ビートルズの曲は多くの人が口ずさむことができるし、人も集まってくれる」と話す。

 バンド仲間には津波で家を流された人もいる。松浦さん自身も自宅マンションが壊れ、引っ越しを余儀なくされた。「震災遺児を何とかしなければ。震災を忘れないで、という気持ちでやっている」と言う。

 埼玉支部長を務める元さいたま市大宮区長の宮沢新樹さん(65)は昨年一月、松浦さんと知り合った。宮沢さんの父親は詩人の宮沢章二さん(故人)。作品の一つ「行為の意味」は、東日本大震災直後のテレビCM自粛の中で、繰り返し流されたACジャパンのキャンペーン作品に使われた。

 「<思い>は見えないけれど<思いやり>はだれにでも見える」

 宮沢さんは「父の命日は東日本大震災と同じ三月十一日。復興支援は私の使命と思っている」と言う。尚美学園大の檜山乃武(のぶ)教授(62)とともに昨年十一月、川越市の蓮馨(れんけい)寺を中心に行ったプレイベントと、今回の音楽イベントを企画した。

 「被災琴」でビートルズメドレーを伴奏する磯貝真紀さんは、震災直後から夫とともに宮城県名取市に入り、災害FM局を約一年続けた。取材で訪れた同市立閖上(ゆりあげ)中学校の音楽室で津波の泥をかぶった琴五面を見つけ、業者に洗浄を依頼。自分の琴二面と引き換えに学校から被災琴二面を預かり、復興支援の演奏活動を続けている。テレビアニメの曲や旅番組の挿入歌などで活躍する石野ゆうこさんと共演する。

 ライブは正午開演。入場料千円(中学生以下無料)。本川越駅、川越駅から無料バスがある。問い合わせは宮沢さん=電090(2214)1603=へ。

 

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