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【埼玉】

熊谷殺人公判「両親に孫見てほしかった」 被害者の息子、悔しさ語る

 熊谷市で二〇一五年九月、小学生二人を含む六人が殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われたペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(32)の裁判員裁判の第二回公判が二十九日、さいたま地裁(佐々木直人裁判長)であった。両親を殺害された男性が検察側の証人として出廷し、「もっと親孝行したかった」などと語った。

 男性は事件で犠牲になった田崎稔さん=当時(55)=と妻美佐枝さん=同(53)=の一人息子。実家を離れて東京都内で働いており、二人の死亡が確認された翌日に帰省し、その後、親子で一緒に旅行に出かける予定だった。

 男性は「父は兄弟みたいな人で、母は多趣味で明るい人だった。孫の顔も見てほしかった」と悔しさをにじませ、「一番重い処罰を望む」と話した。

 証拠調べで検察側は、稔さんに十カ所、美佐枝さんには約二十五カ所の傷があり、いずれも包丁を凶器にしたとみられると指摘した。

 起訴状などによると、ナカダ被告は一五年九月十四日〜十六日にかけ、熊谷市内の民家三軒に侵入し、田崎さん夫婦ら六人を包丁で刺すなどして殺害。現金や車などを奪ったとされる。 (牧野新)

 

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