東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

福島 復興への熱気見て 入間の鈴木さん写真展

写真展を開催した鈴木さん=所沢市で

写真

 東日本大震災で被災した福島県の人々や風景などを被写体にした、入間市の写真家・鈴木渉さん(65)の写真展「んだ、祭りだ、ふるさとだ!」が五日、所沢市並木一の市役所一階市民ギャラリーで始まった。仮設住宅で伝来の祭りを復活させた住民の姿など、復興への意気込みがあふれる作品を展示する。十日まで。 (加藤木信夫)

 写真家の小松健一さんに師事した鈴木さんは、重電機メーカーを定年退職後の二〇一三年から、月二回の割合で通算百回以上、福島へ通い続けている。写真との出合いは二十代後半。東京都内の展示会に足を運び「写真には人を感動させる力がある」と実感、勤務後に夜間の専門学校に通って腕を磨いた。

 今回の展示数は約百五十点。仮設住宅での祭りや、震災がれきを利用した盛り土への防災林の植樹、サケ漁の再開、リンゴ農家の作業など多岐にわたる。このリンゴ農家は樹木を一本一本除染して出荷を再開、現在は震災前を上回る出荷量を記録しているという。

 鈴木さんは震災発生時まで福島とは縁がなかった。

 「あの日、次男が出張先の福島・郡山で被災し、道路陥没を縫うようにして本社のある宮城県内へ戻った。翌日は浜通り(海岸沿い)に出張予定だった。一日ずれていれば津波に襲われた可能性が高い。これは全く人ごとではないと痛感、福島通いを決めた」

 写真展について「メディアで報道されない地域の祭りなどを通じ、福島から発信された元気を感じていただけたら、うれしい」と話している。

 所沢市と市教委などが後援している。会場は西武線航空公園駅から徒歩五分。午前九時〜午後五時開催で、最終日は午後三時まで。

(上)いわき市の仮設住宅で再開された双葉町の祭り=福島県いわき市で(下)震災がれきを利用した盛り土に防災林を植樹する市民たち=福島県南相馬市で(いずれも写真展から)

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報