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【埼玉】

被害防止へ100歳の指導隊長 ふじみ野の益田さん 東入間署が委嘱

東入間署を訪れた男性に詐欺被害防止を訴える益田艶さん=ふじみ野市で

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 ニセ電話詐欺の被害を防ごうと東入間署は九日、ふじみ野市在住で百歳の益田艶(ましたつや)さんに「振り込め詐欺被害防止ふじみ野指導隊長」を委嘱した。

 益田さんは早速、署を訪れた高齢者らに詐欺被害防止のチラシやグッズを配り「だまされないで」と訴えた。

 益田さんは昨年十月に自宅が台風21号の浸水被害を受けるまで一人暮らしで、身の回りのことをすべてこなすほど元気。

 自宅にかかってきたニセ電話詐欺と思われる電話を撃退したこともある。男から「有名な店がふじみ野市にできる。あなたの名前が載っていて、別の人から電話がいくので質問に答えてください」と電話があった。益田さんは「おかしい」と直感して相手にせず「名前が載っていようが私は知りませんよ」と言って電話を切ったという。

 ニセ電話詐欺の被害が絶えないことについて、益田さんは「(ニセ電話は)息子が失敗したという話が多いようだが、どうして自分の息子を信用しないのか。電話で現金を持ってこいなんて理屈はない。一人で判断せず、周囲に確認して」ときっぱり。望月孝史署長は「まさに指導隊長に適任」と感心していた。

 署とふじみ野市は今後、益田さんが「六、七十代の若者よ、だまされないで」と訴えるポスターやチラシで啓発活動を行う。 (中里宏)

 

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