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【埼玉】

ラグビーの熊谷 前面に 19年W杯予算で市と県でスクラム

JR熊谷駅前にあるラグビーボールをかたどったモニュメント=熊谷市で

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 2019年に開かれるラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に向けて、開催地の熊谷市と県が、準備を加速している。それぞれ18年度当初予算案に関連費用を盛り込んだ。 (花井勝規、井上峻輔)

 熊谷市は、JR熊谷駅から大会会場の県営熊谷ラグビー場付近までのアクセス道路の愛称を「ラグビーロード」と名付け、整備を進める。区間は約三・六キロ。一部はこれまで一九八八年に開かれたさいたま博覧会にちなんだ「さいたま博通り」との愛称で呼ばれてきたが、改称に踏み切る。

 ラグビーロード沿いには、旗などを掲示できる照明灯を十五基新設するほか、ラグビーにちなんだモニュメント十個を新たに設置し、「ラグビーの街」の雰囲気を盛り上げる。

 このほか、熊谷ラグビー場の仮設スタンド設置費の一部負担や、市の玄関口である熊谷駅正面口駅前広場の改修工事費など、計二十九億七千万円をW杯関連費として二〇一八年度当初予算案に盛り込んだ。

 W杯は九月開催。駅前広場の改修では、全国屈指の夏の暑さを少しでも和らげようと、バス停などに総延長百六十四メートルの日よけを新たに整備し、冷却ミストを取り付ける。冷却ミストの数は現在の六カ所から八十五カ所へ大幅に増やして、来場客を迎える。

 県は一八年度当初予算案に、関連費用五十三億六千万円を盛り込んだ。

 一六年から続く熊谷ラグビー場の改修工事は一八年度も続き、八月に完成する予定。今までは芝生席や立ち見席の部分もあったが、二万四千人が座席で観戦できる施設に生まれ変わる。県は完成に合わせて、こけら落としイベントの開催も計画している。四月からは会場運営などに関わるボランティアの募集も始める。約八百人を予定していて、夏ごろに選考をする予定だ。

 開催機運の全県への波及にも力を入れる。昨年七月の県政世論調査では、ラグビーW杯で熊谷が会場になっていることを六割強の県民が知らなかった。

 上田清司知事も一月の定例会見で「熊谷市では非常に認知度が高いが、その他のところではまだまだであることは事実」と語っていた。五百日前や一年前のカウントダウンイベントを開くとともに、各地に広告を掲げるなどしてPRに力を入れていく。

 

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