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【埼玉】

<国吉好弘の埼たまNOW> J18年シーズン開幕 カギ握る監督の手腕

FC東京と引き分け、引き揚げる浦和イレブン=味の素スタジアムで

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 2018年シーズンのJリーグが開幕した。J1第1節で浦和レッズは24日、FC東京とアウェーで引き分けるまずまずのスタート。大宮アルディージャはJ2で今日(25日)、ヴァンフォーレ甲府と対戦する。

 昨シーズンAFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に優勝したレッズだが、リーグでは7位に終わり、今季こそ12年ぶりとなるリーグ優勝を目指す。ACLはディフェンディング・チャンピオンであるにもかかわらず出場できないため、Jリーグ制覇が最大の目標となる。ACLに出場する他の優勝候補よりスケジュール的に楽な分、チャンスでもある。

 今季はMFの梅崎司(→湘南)、矢島慎也(→G大阪)、FWの高木俊幸(→C大阪)、ラファエル・シルバ(→武漢、中国)らがチームを去ったが、DF岩波拓也(←神戸)、MF山田直輝(←湘南)、武富孝介(←柏)、マルティノス(←横浜FM)らが加入、全体として大きなマイナスはない。

 気になるのは昨季リーグで興梠慎三に次ぐ12点を挙げたラファエルの離脱だ。代役はマルティノスになりそうだが、スピードを生かした突破は鋭いものの、前任者ほどの決定力はない。それでも、堀孝史監督が推し進める4−3−3システムではウイングとして、本来サイドのプレーヤーではないラファエルよりチームプレーにフィットするかもしれない。

 昨季ミハイロ・ペトロビッチ前監督の解任を受け、途中から就任した堀監督にとって、初めてシーズン前からチームづくりを手掛けた今季はよりその手腕を問われる。昨季のACLで見せた勝負強さをコンスタントに発揮できるか、ディフェンス、中盤、前線の各ラインをコンパクトに保てるかがカギだろう。

 一方、アルディージャは1年でJ1に復帰することが最大の目標でありノルマでもある。昨季のチーム得点王、江坂任(→柏)やMF岩上祐三(→松本)、DF和田拓也(→広島)の移籍はあったが、DF中村太亮(←磐田)、MF三門雄大(←福岡)、FWシモヴィッチ(←名古屋)らを獲得して戦力的に穴は埋まっている。

 チームの浮沈のカギを握るのは、石井正忠監督の手腕だろう。昨季は残り3試合から指揮を執り、さすがに立て直すことはできなかったが、オーソドックスなチームづくりを基本とする指揮官だけに、キャンプから手掛けた今季は腕の見せどころだ。

 「攻守にアグレッシブなチーム」を掲げ、4−4−2のバランスが取れた布陣を組みながら、積極的なプレーを推進している。新加入の大型ストライカー、シモヴィッチ、昨季途中から加わったMFカウエ、マルセロ・トスカーノ、5年目でドリブルの威力が増しているマテウスと、力のある外国人選手をいかにチームとして機能させるか。その点、鹿島で多くの外国人選手と接してきた石井監督のマネジメントに期待できそうだ。

 レッズ、アルディージャとも、それぞれJ1、J2を制する戦力は備えており、それを十分に生かせるか否か。堀、石井両監督の采配に注目したい。 (サッカージャーナリスト)

 

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