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【埼玉】

川内優輝選手の弟、鴻輝さん マラソン普及に奔走

30キロ走イベントの参加者に声を掛ける川内鴻輝さん(右)=1月、久喜市で

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 公務員ランナーとして知られる川内優輝選手(30)=県庁=の弟鴻輝さん(25)が「起業家ランナー」として奔走している。兄の背を見て育ち、自身もマラソン選手。「走る楽しさを伝えたい」と、法人を立ち上げて練習会を開くなどマラソン普及に取り組んでいる。

 久喜市の利根川河川敷で一月下旬、鴻輝さん主催の三十キロ走イベントがあった。一キロ四分から七分四十五秒まで細かくペースメーカーを配置し、フルマラソン二時間二十一分台の記録を持つ鴻輝さんが先頭集団を引っ張った。

 約百人がそれぞれのペースで汗を流し、志木市の会社員萩元章次さん(48)は「速い人のフォームを見られて勉強になった。また参加したい」と、疲労を感じさせない笑顔を見せた。

 川内家は鴻輝さんの二歳上の兄も含め三兄弟全員が長距離選手。優輝さんの影響で二歳から走り始めた鴻輝さんは、実業団に所属せず県立高校職員として働きながらトップ選手になった兄の活躍を間近で見てきた。

 「自分には何ができるのか」。大学二年で初めて子どもらに陸上を指導したことで、走る楽しさを広く知ってもらいたいとの思いを強くした。社会人になっても競技を続ける一方で、ふるさとの久喜市を「市民ランナーの聖地」にする活動を開始。スポーツイベント会社を立ち上げ、練習会などで精力的に全国を飛び回っている。

 二〇一六年からは、同市や茨城県土浦市で記録会「川内チャレンジ」を開催。今年一月には、靴メーカー「アキレス」などの協力もあってケニアでも開いた。

 「マラソンを通じて人と出会い、走る喜びを共有したい。東京五輪に向け、自分のやり方でさらにランナーを増やしたい」。兄譲りのガッツで普及に走り回るつもりだ。

 

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