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【埼玉】

福島の現実見て 浪江出身・高木さんが被災前後の写真展

ランドセルが散乱したままの双葉町の小学校(今年2月撮影)=写真展から

写真

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で大きな被害を受けた福島県浪江町。今も多くの住民が帰還できずにいる町とその周辺地の被災前後の様子を被写体にした写真家高木成幸(しげゆき)さん(74)の特別展「ふくしまは今」が七日、朝霞市青葉台一の市立図書館で始まった。十一日まで。 (加藤木信夫)

 浪江町から朝霞市への避難者や市民有志でつくる「ふくしまは今 実行委員会」主催。原発事故を風化させてはいけないとの思いから、同町出身で東京都新宿区在住の高木さんの写真展を二〇一四年にスタートさせた。

 会場には高木さんが一七年四月までに撮影した四十点を掲示。すい臓がんを患い自由に活動できなくなっている高木さんに代わり、実行委メンバーが現地で今年二月に撮影した「最新画像」二十点も併せて展示された。

 祭りでにぎわった大通りや行列ができた人気菓子店、牛たちがひしめき合った牛舎が、被災後に廃虚化した様子などが撮影されている。

 浪江町の南隣にある双葉町の小学校教室にはランドセルが散乱したまま。原発事故に伴う避難指示を受け、急きょ脱出したためだという。

 治療中の高木さんは、「体調が優れず、展示場に立って説明ができないことをおわびします」とした上で、「写真展への来場をきっかけに多くの方が福島を訪れ、福島の現実を目の当たりにしていただけるよう願っています」とコメントを寄せた。

 写真展は午前九時半〜午後六時(最終日は午後五時まで)。関連イベントとして十、十一日には双葉町から県内へ避難した人たちの生活を追ったドキュメンタリー映画「フタバから遠く離れて」(第二部)の上映などがある。

 いずれも入場無料。問い合わせは実行委の大野良夫さん=電090(5209)9467=へ。

 

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