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【埼玉】

大甕に埋蔵銭 ザクザク 蓮田「新井堀の内遺跡」

戦国時代の武士の館跡から出土した埋蔵銭が納められた大甕=2月、蓮田市で(県埋蔵文化財調査事業団提供)

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 県埋蔵文化財調査事業団は、蓮田市の「新井堀の内遺跡」にある戦国時代の武士の館跡で、十五世紀前半の常滑焼の大甕(おおがめ)に入った大量の埋蔵銭が出土したと発表した。甕は口径約六十センチ、胴部の最大直径約九十四センチ、高さ約七十四センチで、銅銭を納めたものとしては国内最大級。中には墨で文字が書かれた木簡もあり、容量から十万〜二十万枚の銭が入っているとみられる。

 事業団によると、銭はひもを通して約百枚ずつに束ねる「さし銭」の状態で納められ、確認できた七十枚だけでも十九種類あり、中国・明の「永楽通宝」が多かった。

 木簡には「二百六十」との文字があり「二百六十貫」と解釈すると、一貫は約千枚を意味するため、銭は約二十六万枚ある可能性があるという。甕の推定容量は約二百八十リットルで、直径約六十六センチの丸いふたがのせられていた。

 事業団によると、埋蔵銭の出土例は全国で二百七十例以上ある。事業団は、銭を埋めた目的について「財産保全のための備蓄の可能性が高い」としている。十四〜十八日まで、熊谷市の「県文化財収蔵施設」で一般公開する。

 

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