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【埼玉】

ラインで小児医療相談 横瀬町、医療費削減へ期待

 横瀬町は、民間が運営する小児科の医療相談サービスを町民が無料で使える事業に乗りだす。五月ごろスタートする。病院で受診せずに自宅から医師と相談ができるため、医療費削減につながると期待する。町によると、サービスを本格的に導入するのは、全国の自治体で初めて。 (出来田敬司)

 サービスは「小児科オンライン」で、東京都内の医療相談サービス提供会社が運営している。パソコンやスマートフォンで会員登録後、相談希望日時を予約。相談は会員制交流サイト(SNS)「LINE(ライン)」で文字や画像、音声、動画などを通じてやりとりする。

 相談時間は、多くの小児科医が診療時間外となる平日の午後六時から十時で、全国各地の複数の小児科医が応じる。対象年齢はゼロ歳から十五歳まで。サービスの利用料は十分につき五千円程度かかる見通しだが、町が全額を負担。新生児医療や発達障害など幅広い分野に対応する。

 事業は、不要不急の救急出動を少なくする▽地元の当番医の負担を減らす▽保護者が気兼ねなく医師と相談できるようにする−ことなどが目的。町は十八歳までの医療費を無料としており、医療費の削減を図ることも主眼としている。

 まち経営課によると、対象は約六百世帯。年間四百三十回程度の利用を見込み、新年度一般会計当初予算に事業費四百二十万円を計上した。

 昨年、横浜市栄区が新生児に限って試験的に導入したが、幅広い年齢層の子どもがいる世帯を対象に実施するのは初めてという。

 まち経営課の担当者は「横瀬町は小児科の医師がいない。最新の情報技術(IT)を活用し、少しでも生活環境がよくなれば。サービスが行き渡り、子育てに優しい町というイメージをつくりたい」と話した。

 

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