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【埼玉】

熊谷桜、気仙沼に届けよう 22・23日 植樹ツアー参加者募集

恒例の植樹ツアーについて意気込みを語る「気仙沼に熊谷桜を植える会」のメンバーら=熊谷市役所で

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 被災地に「春」を届けに行きませんか−。東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市に希少な熊谷(くまがい)桜の苗木を贈る活動を続けている熊谷市の市民団体「気仙沼に熊谷桜を植える会」が、恒例の植樹ツアーへの参加者を募集している。今年は四月二十二、二十三両日に現地で植樹や贈呈式を行う。横田透会長(67)は「被災地への関心が薄れつつある。現地が熊谷桜の花見の名所になるまで息の長い活動を続けたい」と意欲的だ。 (花井勝規)

 熊谷桜は、小ぶりな八重の花が特徴だ。ヒガンザクラなどに先駆けて咲くことから、地元ゆかりの武将・熊谷直実(くまがいなおざね)が源平の「一ノ谷の戦い」(一一八四年)で先陣争いした故事にちなんで名がつけられた。江戸時代には日本の代表的なサクラの一つに数えられたが、明治以降、ほぼ姿を消した。横田さんらが一九九三年に茨城県内から苗木を譲り受け、熊谷市内で増殖活動を続けている。

 気仙沼市は、直実の孫が鎌倉時代に移り住んだ地で、今も人口の5%ほどが熊谷姓という。二〇一一年の震災直後、熊谷市の自治会関係者らが「直実の子孫の地を支援しよう」と呼び掛け、義援金千六百万円を集めた。翌一二年には「復興支援歌舞伎」と銘打ち、直実を主人公とした歌舞伎を現地で上演した。

 熊谷桜の苗木を贈る活動は一四年に始め、今年で五年目。これまでに約四百本を贈り、高台に移転した住宅団地や復興商店街、小学校などで植樹されたほか、市民にプレゼントされた。今回は、高さ四十センチほどの苗木や一メートル超の若木計百五本を持ち込む予定。

花は小ぶりだが花弁の多さが豪華な熊谷桜=熊谷市で

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 今回のツアーは、二十二日午前六時半にJR熊谷駅南口をバスで出発する。午後に現地の災害市営住宅で植樹会や交流夕食会がある。翌二十三日は高齢者住宅での植樹会がある。

 募集定員は四十人。参加費はバス代、ホテル代込みで二万八千円。問い合わせは同会事務局の平井隆さん=電048(521)5153=へ。

 

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