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【埼玉】

前文科次官前川さん、さいたまで対談 「折れない心」テーマに

対談する前川さん(左)と寺脇さん=さいたま市で

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 文部科学省前次官の前川喜平さんと、元文科官僚の寺脇研さんによる対談が五日、さいたま市内であった。二人は「折れない心を育てる」をテーマに、自分自身の考えをしっかり持つことの重要性を伝えた。

 寺脇さんが「折れない心を育てる教育とは自ら学び自ら考える、主体的で対話的で深い学び」と主張すると、前川さんも「優等生コースを歩んだ国家公務員でも、自分自身が空っぽな人がいる。自分で考えていないと、より大きな権力や権威に従う以外の選択ができない」と指摘した。

 学校での道徳教育も話題になり、前川さんは「目的は自分自身の道徳倫理や正義を見いだす力をつけること。教科書をそのまま刷り込むのではなく、自分はどうするか考えさせる授業をしてほしい」と述べた。

 その上で「折れない心は柳のように柔軟で可変的。柔らかい精神を持ち、分け隔てなく誰とでも接することができる人は折れない」と語った。寺脇さんも「柳にも根っこがある。その根っこが自分だ」と続けた。

 対談は市民が開く学習会「埼玉リレーカフェ」の一環として開かれた。文科省が前川さんによる授業の内容を照会した問題が明らかになったことで注目度が高まり、約五百席は満員になった。 (井上峻輔)

 

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