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【埼玉】

原発事故、故郷追われた女性に迫る 所沢で21日ドキュメンタリー映画

福島県伊達市の仮設住宅集会所で、味噌作りに取り組む菅野さん(右から2人目)ら(2015年撮影、山元さん提供)

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 東京電力福島第一原発事故で避難生活を強いられた女性たちを追ったドキュメンタリー映画「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」(古居みずえ監督、二〇一六年)と、「原発の町を追われて3〜双葉町・ある牛飼いの記録」(堀切さとみ監督・一七年)の自主上映会が二十一日、所沢市緑町一の新所沢公民館ホールで開かれる。 (加藤木信夫)

 関東地方の市民有志でつくる「福島支援『味噌(みそ)の里親』プロジェクト」の主催。プロジェクトは、原発事故前に仕込まれた飯舘村の手作り味噌を「種味噌」にして増やした味噌の収益金などにより、被災地との交流や生活文化の継承を目指している。活動の過程で、古居監督らと交流が始まり、今回の自主上映会の開催に至った。

 「飯舘村の母ちゃん…」の取材対象は、福島県伊達市の仮設住宅で避難生活を送っている菅野(かんの)栄子さん(81)。菅野さんは村特産の味噌や漬物作りのスペシャリスト。現在もプロジェクトのメンバーらと特産の味噌や保存食の「凍(し)み餅」を作り続けている。

 「原発の町…」は、稲作と牛飼いをしていた双葉町から、埼玉県内へ避難した鵜沼久江さん(60)にスポットを当てた。鵜沼さんは避難後、自立を目指して野菜作りに励んでいる。

 プロジェクト事務局長で、狭山市の山元隆生さん(64)は「原発事故や事故被災者の避難生活が、過去のものだと思いはじめている方々に、見て、聴いてもらえれば」と話している。

 上映は二十一日午後一時から。上映後、古居監督、堀切監督、菅野さん、鵜沼さんによるトークライブがある。定員二百四十人(先着順)。申し込みと問い合わせはプロジェクト事務局の電子メール=misonosatooya3.5kg@hotmail.co.jp=へ。

 

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