東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 埼玉 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【埼玉】

秩父産ウイスキー  今年も世界最高賞、英国の品評会で

世界最高賞を受賞した限定品のボトルを掲げる肥土社長(右)ら=秩父市で

写真

 秩父市の酒造会社「ベンチャーウイスキー」が手掛けた限定品が、先月英国で開かれた品評会「ワールド・ウイスキー・アワード2018」のブレンデッドウイスキーリミテッドリリース部門で、世界最高賞を受賞した。昨年は別の部門で最高賞に輝いており、同社の技術の高さがあらためて裏付けられた形だ。(出来田敬司)

 今回受賞したのは「イチローズ モルト&グレーン ジャパニーズブレンデッドウイスキー リミテッドエディション」。秩父産のモルトウイスキーと、同社の前身の会社が手掛けた羽生産のモルトウイスキー、以前に川崎市で造られていたグレーンウイスキーの三種を掛け合わせた。

 度数は四八度。同社によると、品評会では秩父産ウイスキーのスモーキーな香りが、ほどよいバランスを生んでいると高く評価されたという。

 品評会は、英国のウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」発行の雑誌社が毎年開催している。今年は米国やカナダ、ニュージーランドなどから約五百五十の銘柄が出品され、一つのたるのモルトウイスキーだけで造るシングルカスクシングルモルト部門など十五部門で覇を競った。

 同社は昨年、このシングルカスクシングルモルト部門で初めて世界最高賞を受賞している。肥土(あくと)伊知郎社長は「昨年は原酒の良さが認められたが、今年はさまざまなウイスキーを合わせるブレンドの技術が評価された。ウイスキーメーカーとして一人前と認められたように思う」と喜びを表した。

 今回の受賞作は限定五百本。七百ミリリットルの瓶入りで税別十二万八千円。主に百貨店で販売する。

 <ウイスキーの種類> 大麦を主原料としたウイスキーを「モルトウイスキー」、トウモロコシなど大麦以外の穀物を主原料としたのを「グレーンウイスキー」と呼ぶ。それらを混ぜ合わせたウイスキーは「ブレンデッドウイスキー」と称される。ブレンデッドウイスキーの評価は、香りや味覚などに優れた職人・ブレンダーの手腕に左右されるといわれる。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】