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【埼玉】

三芳町の魅力届け 広報紙 全国コンクール3部門入選

「若い人に手に取ってもらうため、インパクトのある表紙を心がけている」と話す佐久間さん=三芳町で

写真

 三芳町の広報紙「広報みよし」が、自治体の広報誌や広報映像を評価する全国広報コンクール二〇一八年(日本広報協会主催)の三部門で入選した。広報みよしは一三年から六年連続で県代表として全国に進み、昨年を除く五回で入選。三部門入選は一枚写真部門で日本一(内閣総理大臣賞)になった一五年以来、二度目の快挙となった。 (中里宏)

 今回の入選は、町村部広報紙部門(一七年九月号、全国二位)、一枚写真部門(同十二月号)、広報企画部門。九月号は「都会でもない 田舎でもない トカイナカ三芳町」のタイトルで、町の魅力を十ページにわたり特集。百五十人以上の町民の笑顔の写真を配置して「町を好きになって」と訴えている。広報企画はアイドル集団「ハロー!プロジェクト(ハロプロ)」とノーギャラで連携した町のPRなど、「予算ゼロ円」の取り組みが評価された。

 広報みよしは、一一年四月、志願して広報担当になった秘書広報室主査の佐久間智之さん(41)が企画から取材・レイアウトまで、印刷・製本以外をほぼ一人で作っている。

 介護保険担当だった一〇年ごろ、訪れたマンションの不要チラシ入れに、広報みよしが読まれないまま捨てられているのを見てショックを受けたのが、広報を目指したきっかけ。「三芳町のいいところを住民に知ってもらい、町を好きになってほしい。好きになることで町づくりに関心を持ってほしい」との思いで、カメラを持って町を歩き回ってきた。同じ志を持つ全国自治体の広報担当者とのネットワークもつくり、お互いに影響し合っている。

 写真にスマートフォンをかざすと動画を見ることができるAR(拡張現実)技術をいち早く広報紙に取り入れ、活字書体や紙面の色調を障害者や高齢者に優しくするなど先進的な取り組みも続けている。

 二色刷りだった広報紙をフルカラーに変えたが、印刷・製本以外を手作りすることで、一部単価を約五十三円から十九円と半分以下にした。

 佐久間さんは「三芳町を紹介して賞を取るのは、住民が取ったのと同じ。土日出勤や仕事の持ち帰りが続いても支えてくれた妻(42)に感謝したい」と話す。広報担当が七年になったため、佐久間さんが広報紙を作るのは六月号で一区切りになる。後輩に「がん検診の記事で住民の命が救われるかもしれない。なぜ広報を作るのかという意味や価値を考えて」とアドバイスしている。

 

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