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【埼玉】

秩父のお年寄りの笑顔と日常を描く 小鹿野出身・黒沢和義さん企画展

秩父のお年寄りの暮らしぶりを描いた原画展=秩父市で

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 秩父地方に暮らす人たちをイラストで紹介する企画展「秩父・山里の記憶原画展」が十日、秩父市上町の矢尾百貨店三階大催事場で始まった。小鹿野町出身のイラストレーター黒沢和義さん(64)=東京都東久留米市=が、農作業や炭焼きなどにいそしむ約三十人の暮らしぶりを丁寧に描いている。十四日まで。 (出来田敬司)

 紹介しているのは、サクラソウの生育やとち餅づくりなどに精を出すお年寄りたち。作業の様子をイラストと文章で説明し、人となりが分かるよう笑顔を柔らかい筆致で描いている。

 黒沢さんは県立小鹿野高校を卒業後、国鉄に就職。二十八歳で都内にデザイン会社を興した。秩父の人の暮らしを多くの人に知ってもらおうと、十年ほど前から秩父を訪れては、お年寄りを取材し、文章とイラストを描くようになった。

 描きためたイラストは「山里の記憶」(同時代社)として、これまでに五巻出版。今回の企画展は、六巻目の出版に向け二年前から描いてきた原画を展示している。

 黒沢さんは「お年寄り一人一人がさまざまな人生を歩んできたことが分かる。イラストは、長く人生を積み重ねてきたことへの表彰状であり感謝状です」と話している。

 原画展と併せて、昭和三十年代の秩父鉱山の暮らしぶりを写した「秩父鉱山写真展」も開催している。午前十時〜午後七時(最終日は午後五時まで)。入場無料。

 

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