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【埼玉】

地方創生相、足袋蔵を視察 「陸王」ロケ地も 「行田は先行事例」

「牧野本店」前で報道陣の質問に応じる梶山地方創生担当相=行田市で

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 梶山弘志地方創生担当相が十二日、行田市を訪れ、文化庁の「日本遺産」に昨春認定された「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」を構成する文化財などを視察した。

 視察したのは足袋原料問屋が大正期に建て、現在は手打ちそば店として活用されている「忠次郎蔵」や、「力弥足袋」の商標で知られた「牧野本店」の店蔵、NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークが運営する「足袋とくらしの博物館」など四施設。同市の老舗足袋メーカーの奮戦を描いた池井戸潤さんの小説を原作に、昨年TBSが放映したテレビドラマ「陸王」のロケ地も回った。

 洋服にも合わせやすいカラフルな足袋「サムライ足袋」を企画・開発し、海外販売にも力を入れている「武蔵野ユニフォーム」(行田市)の小松和弘社長はサムライ足袋がふるさと名品オブ・ザ・イヤーで地方創生賞に輝いたことを報告し、「世界中に足袋を広めたい」と意気込みを語った。

「足袋とくらしの博物館」に入る梶山担当相一行=行田市で

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 梶山担当相は視察後、「地域資源や磨けば光るものを生かし、まちの特徴に育てていくことが大切」と述べ、「行田はその先行事例」との認識を示した。

 応対した工藤正司市長は「いま全国の地場産業はどこも衰退しているが、やる気のあるまちには『どんどんやれ』と応援してくれるのはありがたい」と話していた。

 行田市の足袋生産のピークは一九三八(昭和十三)年ごろ。当時は約二百軒の工場や事業所が軒を連ね、年間生産量は八千四百万足と全国の約八割を生産していた。商品倉庫として利用された足袋蔵は明治から昭和三十年代前半まで建てられ、市中心街に約八十棟が現存している。 (花井勝規)

 

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