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【埼玉】

芸術家の「日常」感じて 埼玉ゆかりの24人 絵画展

寺井さんの作品「利根川の夕日」=サトエ記念21世紀美術館所蔵・提供

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 加須市のサトエ記念21世紀美術館で、絵画展「埼玉ゆかりの芸術家展」が開かれている。寺井力三郎さんや田中保さん(故人)、小松崎邦雄さん(同)ら埼玉にゆかりのある画家二十四人の作品を紹介。テーマは「日常」で、同館は「日々の生活や暮らしの中から芸術は創造される。作品に息づく芸術家たちの『日常』を感じる機会となれば」としている。九月二日まで。 (中西公一)

 展示しているのは、寺井さんの「利根川の夕日」(二〇〇三年)、小松崎さんの「おひる時」(一九六五年)など同館所蔵の作品を中心に大正期以降の約六十点。作品は主に油彩画で、ほかにスケッチやデッサンも二十点ほど並ぶ。

 同館によると、利根川の夕日は点描技法による油彩画で、羽生市内を流れる利根川に架かる鉄橋の夕暮れが題材。利根川の土手は、市内のアトリエで画業に励んでいる寺井さんの散歩コースだという。

 おひる時の題材は、さいたま市(当時は浦和市)の別所沼のほとり。弁当を頬張るお面売りを描いている。

 六四年東京五輪の翌年の作品で、モチーフとなるお面も、鉄人28号や鉄腕アトム、月光仮面など当時の子どもたちのヒーローが並んでいる。

 担当する学芸員の江口健さんは「芸術家たちは、日常的な生活の中から主題を探して作品にしている。作品の迫力を実際に見て、体感してほしい」と話している。

 開館時間は午前十時〜午後五時。休館日は月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)。入館料は一般九百円、大学・高校生七百円、小・中学生六百円。問い合わせはサトエ記念21世紀美術館=電0480(66)3806=へ。

 

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