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【埼玉】

「あついぞ!」→「夏の陣」 熊谷名物・大温度計看板がデザイン変え継続

「あついぞ!熊谷」のキャッチコピーと、うちわで自分をあおぐ太陽のキャラクターが強烈な印象を与えた昨年までの大温度計看板=熊谷市で(2016年5月撮影)

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 夏の暑さで知られる熊谷市の名物となっている「大温度計看板」の新バージョンが二十二日、同市仲町の八木橋百貨店前に設置された。昨年までの旧版にあった「あついぞ! 熊谷」の文言に替え、「熊谷夏の陣」と題して、地元出身の武将・熊谷(くまがい)直実をイメージした騎馬武者のシルエットをあしらった。 (花井勝規)

 新看板はアルミ製で、サイズは旧版と同じ縦四メートル、幅六十五センチ。八月下旬までの毎日午前十一時と午後二時の二回、百貨店の社員が熊谷地方気象台発表の気温を手動で表示する。

お披露目された新しい大温度計看板=熊谷市の八木橋百貨店で

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 看板が初めて設置されたのは二〇〇七年。たまたまその年の八月、熊谷でそれまでの国内最高気温を塗り替える四〇・九度が観測された。「あついぞ! 熊谷」の自虐的で印象に残るキャッチコピーや、あまりの暑さに太陽が自分をうちわであおぐキャラクターが大受け。一三年に最高気温の記録が高知県四万十市に抜かれるまで「日本一暑い街」のシンボルとして、全国ニュースで毎年取り上げられた。

 看板の交代が取り沙汰されたのは二年前。熱中症対策に力を入れる熊谷市から「『暑すぎる』というイメージが定着すると観光客誘致などにマイナス」との意向が伝えられ、百貨店側は一時、看板掲示の中止を検討。しかし、市民らから惜しむ声が多く寄せられ、デザインの刷新で存続を決めた。

 この日百貨店を訪れた市内の自営業女性(75)は「去年までのインパクトが無くなっちゃったね。存在感が薄い」と残念そうな表情で話した。

 

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