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【埼玉】

人口増へ婚活支援 秩父にサポートセンター開所

秩父地場産センター3階に開設された「ジュノール」

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 秩父地域の未婚男女の婚活を支援するNPO法人「ちちぶ出会いサポートセンタージュノール」が、秩父市宮側町の秩父地場産センター三階にオープンした。若い男女の成婚につなげて出生数を増やし、人口減少を食い止めたい考え。運営に協力する地元の首長ら約百十人がオープン記念式典に出席し、活動の成功を祈った。 (出来田敬司)

 秩父市、横瀬、皆野、長瀞、小鹿野町が協力し、地元の商工会議所や法人会、雇用対策協議会などが後援する。担当者は「行政の後押しを受けながら非営利で安心感ある運営を目指したい」と話す。

 入会できるのは、秩父地域以外の人も含む二十歳以上の独身男女。負担は年会費一万二千円(税別)とパーティーにかかる実費で、七月末まで年会費が無料。結婚が決まった際の成功報酬なども不要だ。

 ジュノールは全国に同様のNPOを組織し、静岡市や北九州市、北海道函館市など五カ所で展開。二〇一六年四月の本格活動以降、全国で二千百人余りが会員登録し、四百二十五組がカップルに、六十組が成婚に結び付いた。

秩父地域の市町長らを招いて開かれたオープン記念式典=いずれも秩父市で

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 秩父地域が婚活支援に乗り出すのは、深刻な人口減少だ。二〇一五年の国勢調査時の人口は十万一千六百四十八人で、過去四十五年で18%減った。今後も人口減が予想され、コミュニティーの衰退や空き家の増加などが懸念されている。

 二十二日に開かれた記念式典には、運営を支えるスタッフや、若者に入会を勧めるボランティアらも出席し、門出を祝った。

 NPO法人の若尾東・代表理事は「秩父地域の人口減少は深刻。企業は人手不足で経営できなくなるほどだ。今後十年間で五百組の成婚につなげたい」と期待を膨らませた。

 秩父市の久喜邦康市長は「秩父地域で結婚して子どもを増やすことが大事。秩父地域の明るい未来に向けての一歩になると信じている」と述べた。

 ちちぶ出会いサポートセンタージュノールは午後一〜七時。火曜定休。来場の際は電話で予約する。問い合わせはジュノール=電0494(26)7518=へ。

 

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