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【埼玉】

鴻巣、行田、北本のごみ処理施設予定地「選定過程が不透明」 検証の百条委設置審議

鴻巣行田北本環境資源組合がごみ処理施設を建設する予定地=鴻巣市で

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 鴻巣、行田、北本三市で構成する環境資源組合の新しいごみ処理施設の建設予定地を巡り、「選定過程が不透明だ」として、一部市議らが検証のため組合議会に百条委員会の設置を提案している。二十九日の組合臨時議会で設置の是非を審議する。 (花井勝規)

 予定地は、鴻巣市役所の北東約一・五キロメートルにある水田の一角の約五・五ヘクタール。

 組合は二〇一四年五月、予定地選定のため有識者らでつくる「新施設建設等検討委員会」を設置。東京の建設コンサルタント会社に候補地の洗い出し作業を業務委託した。組合の資料によると、鴻巣市内五十三カ所が候補地としてあげられ、それぞれに評価点がつけられた。予定地の点数は最高の六十五点だったが、二番手の候補地との点差はわずか二点だった。

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 組合関係者によると、組合事務局は、五十三カ所の候補地と点数が記載された資料を二〇一五年一月二十日に開いた第四回新施設検討委員会に示した後、回収。一五年二月十七日の第五回検討委員会では、トップの候補地だけを示し、委員全員の賛成を得て、予定地として答申を得た。

 候補地選定過程の問題点を組合議会で追及してきた阿部慎也市議(鴻巣市)によると、一五年一月に開催された三市の幹部会合の会議で、この二点差が問題視されたという。会議録によると、幹部からは「差が二点しかないのは大きい」「今回の候補地が確実にクリアできる条件だけを示して承認を得ればよい」などの発言が記載されている。

 阿部市議は「初めから予定地ありきだったのではないか」と指摘する。

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 組合管理者の原口和久鴻巣市長は「ごみの焼却施設建設は喫緊の課題。三市、組合として、まったく問題ないと思っているし、淡々と進めていきたい」と話している。

 

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